競技種目(1)

Throw Line スローライン

■参加資格

・チームの構成は以下の条件を満たすこと。
・メンバーの一人は必ず樹護士アーボリスト資格取得者(もしくは樹護士アーボリスト受験資格保持者でこれから受験する方)
・それ以外のメンバーはATIのベーシックアーボリストトレーニングコースBAT1-BAT2を修了した方

■ チーム構成

1 チーム5名

■ 状況説明

・樹高20~5mの5か所にスローラインで狙うポイントが場内にある。
・場内にはロープバックに収まったツリークライミングロープ5本、ハウススリーブ5本、リングセーバー5本、ライフサポートではないカラビナ大小数個が置いてある。
・作業を想定したエリアには選手とジャッジしか入れないように囲まれている。

■ 競技説明

樹上に5か所のポイントがある。場内にはスローライン3本、スローバックは8オンス1つ,10オンス2つ,12オンス2つの5つしか持ち込むことができない。ジャッジのコールで時計はスタートする。チームで協力して多くのポイントを取る。スローラインがかかりMRSの状態にするとポイントが付く、ロープに変えるとポイントが加算される。フリクションセーバーは必ず使用しなくてはいけない。ロープ及びスローラインを回収すると更に加点となる。最初の10分はロープセッティング、残り5分は回収 全部の制限時間は15分

■ ルール

・出場チームは全員が揃わなくてはいけない。5分以上の遅刻で失格となる。
・出場チームはヘルメット、セーフティグラス等PPEをつけ、必要な持ち込みギヤを手に場内へ入る。
・スローラインのセットはスローライン3本、スローバックは8オンス1つ、10オンス2つ、12オンス2つの5つ以内をチームで持ち込む。

■ 競技開始

・ジャッジの「1,2,3,GO」で時計はスタートする。
・チームの誰もが走ってはならない。もし走ったとみなされた時ジャッジは笛を吹き、走った選手は10数えるまで全員がその場で動くことができない。
・コール、コールバックをしていないとみなされれば減点される。

■ スロー

・複数名同時にスローしても構わない。
・スローラインは一人何投でも投げることができる。
・スローラインはMRSの状態にならないと点数は入らない。
・スローラインがMRSの状態になった時にジャッジに「スローラインOK?」と確認を求めなくてはいけない。ジャッジが「OK」とコールを返せばスローラインのポイントが入る。場所により5,10,15点となる。
・ジャッジによるスローラインの「OK」コールがなされればロープに変えることができる。
・ロープの設置は必ずフリクションセーバーを使用しなくてはいけない。
・フリクションセーバーはハウススリーブ、リングセーバー、のどちらでもよい。
・ハウススリーブ5点、リングセーバーは10点 点数が入る。
・ロープがかかりジャッジの前で2人でロープに体重をかけ「アンカーチェック」を行わないと点数が入らない。アンカーチェックポイント5点
・ダブルスローバックテクニックは何度使用してもよい。
・場外へのオーバースローは減点。
・スローバックを回収の時に落下する行為は減点。
・スタックは減点対象になるが時間内に回収できれば減点にならない。
・折れ枝は直径1センチ以上で減点となる。大きな枝を折ってしまった場合は大きな減点となる。
・ロープスローは行うことが出来ない。

■ 回収

・アンカーチェックが終わっているロープは回収することができる。
・ロープの回収時はロープをロープバックに収納しなければ点数にならない。
・スローラインを回収しなければ回収の点数はつかない。

■ 時間

・何度走ってペナルティーストップとなっても減点の対象とはならない。
・スタートから15分を経過したところで終了。速やかに撤収すること。

ルールブックより

競技種目とルール